第5章人間の心 レジュメ
人間の心
硬い信念
洗練された心
知識やメタ知識を表し、表象を形成し、表象と表象を比較し、そして世界で起きたことの因果的説明を構成する能力をもつ心
心のパワー
表象形成能力
他者の視点に立つという能力
メンタルモデル
心の中のシナリオ
出来事の典型的な説明記述を作り出すこと
理由を知り、原因を見つけ、説明をすることができる
機械との比較
人間ができないこと
類人猿との比較
人間だけができること
## 人間の知の起源
進化はクラッジを作り出す
クラッジ kludg
ミメーシス
協調
演技
マイム
言語
外部構造を使うことによって拡張できる表現能力
## 人間の認知
体験モード
パターン
われわれは最初に下した判断を正しいと思い込んでしまい、ほとんどの場合判断を疑うことがない。
記憶
### 物語の力
物語
経験をまとめ上げ、出来事だけでなく不可欠な周囲の文脈をも捉えてくれる驚異の手段
シナリオへ当てはまるように、行動や説明、反応をもっともらしく選んでいる。
問題
本質的でないものを分離しようとするあまり、結果的にものごとを極端に単純化してしまう
著者はどうするか?
データと論理的な分析から
物語を作る
個人の視点に根ざした感情豊かなことば
### エラー
エラー
スリップ
ミステイク
状況
エラーを起こすようデザインしているとしか思えない
人間の能力を考慮せずにデザインしてある
### トンネルビジョン
人はアクティブな仮説に注意を向けがち
ひとたび注意があることに向いてしまうと、面と向かって矛盾する証拠を見せられても、それを変更するのが困難になってしまう
証拠がすべて揃う前でも素早く判断でき、関係のない情報から関係あるものだけを素早く取捨選択できる
対策
過去の統計や事例が対話的に使える豊富なデータベースをもち、それを意思決定の際に自動的に利用させてくれる機械
なぜエラーを犯すのか。
機械中心のタスクというものが、テクノロジーを介してわれわれに押しつけられ、それがわれわれに人間の基本的な能力に合っていない作法でふるまえと、強要するからだ
常に集中し、現実の状況に合致した説明を心の中でもつ
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テクノロジーをデザインする際のコツ
人間中心の作法
エラーを最小にする
エラーの影響を最小にする
エラーが起きてもそれを発見する機会を最大にする状況を用意する